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今回の中野忠晴のアルバムをもって、コロムビア発売の戦前吹き込みのジャズソング復刻は一段落したと思います。
コロムビアは歌手や作詞家・作編曲家やバンドマンなど人材面において最も充実しております。
以前から非常に興味を引かれるのが流行歌手吹き込みのジャズソングです。
二村定一に松平晃やミス・コロムビア等も外国映画の主題歌等を沢山出しておりますが、流行歌手という位置付けが理由なのか、中々復刻されないのが実情です。
曲名を挙げれば、天野喜久代の「パリの屋根の下」。山田道夫の「我等に自由を」等のフランス映画主題歌。他にも霧島昇の歌う「夜のルンバ(シボネー)」に松平晃の「夜の雨」。鈴木芳枝の「今宵は永久に」「南の誘惑」等…。
生きている内に何とか聞いてみたいものです。
さて中野のアルバムのラストに「歌の国メキシコ」が収録されています。長年探していた曲でした。一ファンとして心から喜びたいと思います。
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