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コメントありがとうございます。
作曲家時代の中野が、同時代の他の作曲家と比べてあまり評価されていないということは、私も思っていました。
中野は昭和20年代後半にキングレコードから作曲家として再スタートしましたが、当初は江利チエミや松島詩子に、ジャズ・ソング系のものを提供していました。
ところがそれが売れないため、歌謡曲調のものに手を出すようになったとのこと。
長男の忠彦氏は、昭和20年代の作曲作品(例えば「喫茶店の片隅で」)にこそ、素晴らしいものが多いと評しています。
それもまた事実ですし、昭和30年代以降の歌謡曲調の楽曲にも、実はジャズの要素を隠し味として入れていたというのは、中野らしいところだと思います。
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