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4/16 『ふくやま文学』合評会に参加

 投稿者:荻野央  投稿日:2017年 4月18日(火)09時30分35秒
  通報 編集済
  去年から参加した『ふくやま文学』(広島県)第29号の合評会が福山市内で催され行きました。総勢15、6名の参加。遠くは佐賀、高知と幅が広く、また世代も40、50歳代と若い男女が多くて、なかなかの盛会でした。小説、詩、随筆、特集「食べごとのはなし」(わたしは「鯨肉とキャベツの塩炒め」を書きました)の全作品を、午前9時半から午後4時半までやるのです。しかも念入りに。談論風発はえんえんと・・・。
わたしは当日早朝起床して朝一番のバスで新幹線を乗り継ぎ、会場到着は11時過ぎ。せっかく来たのだから、と眠気を叩いて色々と喋りました。「群系」合評以来、しばらく口頭批評をしていなかったのでドウナルカと思いましたが、なんとか・・・。
終了して、主宰されている作家、中山芽集子さんのご自宅にお邪魔して懇親会となりました。亡くなられたご主人は高名な画家、中山一郎さんで、雑誌の題字も手掛けておられます。豪快な筆です。あつかましくもアトリエにお邪魔すると、うーんと圧倒される美術の世界でした。

「ふくやま文学」は「クレーン」と同じく、井上光晴が全国に展開した「文学伝習所」運動の結晶体で、中山さんは、もちろん、井上光晴の文学精神のひとつ「作家の原体験、原風景」を心に刻まれて、それを基底に活躍されておられます。女はいつも恋をする、無頼者で在り続けたい、という考えはラディカルであり素敵なもので、文学者として”限りなく””途絶えることのない”姿勢であるところにわたしは惹かれました。もう2年も前のことです。
「来年はどうなりますか・・・」と言われるので「続けてください」とお願いしました。(実は中山さんとは初対面。この2年、文通させていただいております。手紙と葉書はかなり溜まりました)
中山さんの作品「鼻」は、女が女の魅力を感じる”鼻”を素材として三人の女性の生き方を描き、戦争体験を越えて戦後に生きぬいていく珠玉の短編です。独特の作風には「かくも熱き亡霊たち」(1991)と変わらない力強さがあります。言わば「脛い」表現。
お別れに際に「潮待ちの港まんだら」(2008)正・続をいただいて、帰りの新幹線で読んでいたら、あっという間に横浜。二日間は春の嵐のように過ぎていったのでした。

※お城は綺麗な福山城。JR福山駅の改札出口に、どどんとありました。
 
 
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